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スナック・ママとバーテン見習いボクの同棲生活

オリジナル小説です。

第8章 の記事一覧

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第8章 -04

2013.07.08 (Mon)
バスルームからジョボジョボと湯が注がれる音を聞きながら英理子さんを抱きしめた。
彼女のスリムで均整の取れた身体は抱きしめてみると、想像以上に弾力があった。

うつむいた彼女の顎をボクは指で持ち上げ顔を見つめた。

彼女は目を閉じていた。

ボクはキスをした。少しぎこちない反応だが彼女が舌を絡めてきた。

真っ赤なTシャツの裾から手を滑り込ませブラジャーの上から彼女の乳房を揉んだ。
それ程大きくはないが弾力がある。

ベッドに押し倒しTシャツを捲り上げた。

贅肉のない綺麗なウェストと白いブラジャーが見えた。

ボクはブラジャーをずらし小ぶりの乳首を吸った。

「あああああ~っ」

左右の乳首を交互に吸って、甘噛みして、舌で転がした。

「あ~ん。ダメよ……」

背中のホックを外し真っ赤なTシャツと白いブラジャーを脱がせた。
ボクも着ているTシャツとズボンを脱いだ。
パンツの中で勃起したイチモツがテントを張っている。

彼女のジーンズにあるボタンを外しジッパーを下げ脱がせた。
彼女は淡いピンクのパンティーを履いていた。

彼女を抱きしめボクはパンツ越しに勃起したイチモツを彼女の股間に押し付けた。

バスタブに湯が溜まり自動的に蛇口が閉じたようでジョボジョボと湯が注がれる音は止んでいた。

でも、ボクたちはもう我慢できなくなっていた。
キスをしながら互いの下着を脱がせ彼女の秘部へ猛々しくなったボクのイチモツを押し当てた。

上下に2、3度彼女のクレバスを這うようになぞると、彼女がボクの勃起したイチモツに手を伸ばし、それを支え中に導き入れた。

やや狭い入り口を亀頭が潜り抜けると、濡れた膣の中へ陰茎までがヌルリと入った。

中はとても温かく、ボクのイチモツにピタリと吸い付くように彼女の膣壁が密着した。

ボクはゆっくりとストロークを開始した。

「ア~ン。気持ちいい」

彼女の反応と連動するように膣が収縮を繰り返す。

ボクは夢中で腰を動かし、ストロークするスピードを速めた。

「ショウくん、気持ちいい……」

気持ちいいのは彼女だけではなかった。
ボクも彼女の収縮する膣にカリ首から陰茎までを締め付けられ眩暈がするほどの快感を覚えた。

陰嚢が引きつるような感覚で射精が近いと感じたボクは彼女の股間に打ちつけるようにストロークを速めた。

パン!パン! パン!パン!
と湿った肌と肌がぶつかり合う音が室内に響く。

「ハッ、ハッ、ハッ、ハ~ン」

彼女の呼吸が速くなり膣が収縮を繰り返す。

ボクも呼吸が荒くなった。

〈もう我慢できない〉

そう思った時に何も付けずに挿入していることに気づいた。
だがこの快楽を中断したくはなかった。

ボクは激しくストロークして、陰茎を精液が通過する直前に引き抜いて、外に射精しようとした。

奥まで深く入った次の瞬間に腰を引こうとすると、彼女がボクの腰に手を回し引き寄せた。

「そのまま。中でして……」

引き戻された瞬間にボクは彼女の中で射精した。

バスルームでまだ硬度を保ったままのボクのイチモツをボディーソープで洗いながら彼女が言った。

「8年前に卵巣の病気で手術したの……」

よく見ると彼女のヘソから10センチほど下のところに小さな傷跡があった。

当時のボクは駒込のワンルームマンションに住んでいた。
四谷にある小物雑貨の会社までは南北線で通うのが便利だったからだ。

だが、派遣の仕事で働くようになり正社員として働いていた頃と比べると収入も減り、家賃の65,000円を払い続けるのには無理があった。
そこで、ボクは寮のある派遣先を探そうと別の派遣会社にも登録をしていた。

しばらくすると群馬県にある大手自動車部品メーカーの派遣先が見つかった。

ボクはワンルームマンションを引き払い、寮のある群馬県の大手自動車部品メーカーで派遣スタッフとして働き始めたのが2008年の8月であった。

その翌月。アメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破たんした。
(第9章へつづく)


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第8章 -03

2013.07.07 (Sun)
ようやくガード下の店から出てきた英理子さんと御徒町のお好み焼き屋に入った。

喉も渇いたので生ビールを2杯と、ボクはブタ玉モダン焼き、彼女はエビ玉モダン焼きを注文した。
テーブルに埋め込まれた鉄板の上で店員が焼いてくれるのはありがたい。

生ビールを飲みながらモダン焼きが焼き上がるのを待っていると彼女が先ほど小物雑貨の店で買った携帯ストラップを取り出した。

「2つ買ったの。ひとつショウくんにあげるね」

「悪いからいいよ。ストラップなら付いてるし」

「もうボロボロじゃない」

確かにボクの携帯ストラップはボロボロだった。
紐の部分に巻きつた糸が剥げて半透明のワイヤーが剥き出しになっている。

「いいから。携帯貸して。付け変えてあげるから」

彼女は器用にボロボロの携帯ストラップを外し、小さなクマのマスコットが付いた携帯ストラップに交換した。

「ほら、可愛いでしょう」

ニヤリと笑った彼女の口元からまた八重歯が見えた。

携帯SNSサイトに登録させられた時もそうであったが、彼女にはどこか強引なところがある。
でもなぜか憎めない性格だと思った。

モダン焼きが焼きあがり、それぞれを半分ずつ交換して食べた。
彼女はあまりお酒を飲まないようで、彼女はボクの残りが僅かになった生ビールのジョッキと半分以上残っている自分のジョッキを交換した。

〈間接キスになっちゃうじゃん……〉

年齢も離れているし、肉体関係もないのに気軽に生ビールのジョッキを交換する彼女の真意を考えると妙な気持ちになった。

約束通りお好み焼きは彼女がご馳走してくれた。
店を出ると夕暮れ時だった。
西の空が淡いオレンジに染まっていた。

「英理子さん。お腹も一杯になったから少し散歩しましょうか?」

ボクたちは松坂屋前の中央通りを渡って春日通りを湯島に向かって歩いた。

並んで歩いていると彼女が僕の腕に自分の腕を絡めてきた。

それほど道幅の広くない歩道で人とすれ違う時には、彼女の体がボクにピタリとくっつく。

お好み焼き屋で生ビールのジョッキを交換した時に、ボクの飲みかけだったジョッキのビールを何のためらいもなく飲んだ彼女を見て、ボクは彼女と男女関係になる事を意識した。

湯島の交差点手前で彼女の足が止まった。

「あ!ドン・キホーテがある。ねぇ、ちょっと入って見ていい?」

ボクの返事も待たずに彼女はサッサと店内に入って行ってしまった。
菓子類やハンカチやタオルなどの衣類。それとアメ横のガード下でも散々見た雑貨類などを見て周るのに付き合わされた。

〈湯島のラブホテルに行こうとしているボクを躱そうとしているのだろうか?〉

「ショウくん、見て見て」

彼女が男物のブリーフを手に取って言った。
それは象のイラストがプリントされ、鼻の部分が男性器を収めるデザインになっているものであった。

「ボクのは大きくないから、きっとブカブカだよ」

「プレゼントしてあげるから、仕事行くときに履いて」

「嫌だよ。こんなの履けないよ」

彼女はその象のブリーフを手にレジに歩き出していた。
会計を済ませ黄色い袋に入った象のブリーフをボクに渡し言った。

「はい、私からのプレゼント。履いた感想をメールでちゃんと報告してね」

いたずらっぽく笑った彼女の口元からまた八重歯が見えた。

ボクたちは湯島の交差点を渡りホテル街のある路地に入った。
彼女は何も言わず付いてくる。
裏通りにあるラブホテルにボクたちは入った。


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air_rank_ショウセツ

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第8章 -02

2013.07.06 (Sat)
ボクは草加の倉庫に派遣されることが多くなり、英理子さんと会うことは少なくなったが、そんな事がきっかけで、彼女とメールをするようになっていた。

派遣先の職場ではお互いにあまりプライベートな事は話さないものだが、メールだとそれは違ってくる。
特に男女間でのメールだと。

英理子さんは48歳の人妻で、4つ年上の旦那さんと大学生の息子さんの3人暮らし。
大手町の会社で長く事務の仕事をして働いていたそうだが、数年前に20年務めた会社を退職して、今は派遣で働いている。
息子さんが大学を卒業するまでは働く必要があると言っていた。
夫婦仲はあまりよろしくないようで十年近くセックスレスだということまで本人がメールで話してくれた。

ある日、派遣の仕事が休みの日曜日に映画に行かないかと彼女からメールで誘われた。
人から貰ったチケットが2枚あるのだと言うのである。

待ち合わせの上野マルイ前に現れた英理子さんはジーンズに真っ赤なTシャツ姿でやって来た。
派遣で働きに来ていた時と変わらない服装だ。
襟ぐりの大きく開いた首元から浮き出ている鎖骨が艶かしい。

一緒に観た映画はあまり面白くない邦画だった。
ボクは途中で居眠りをしてしまった。
映画が終わって劇場を出ると英理子さんが言った。

「ごめんね。面白くない映画に無理やり誘って」

「ボクこそごめんなさい。隣でグーグー寝ちゃって」

「平気。わたしも少し寝ちゃったから」

彼女が笑いながら言った。

「タダで貰ったチケットなのに、勿体ないと思っちゃうのよね。きっと根が貧乏性なのね。お腹空いたから何か食べに行きましょう。つまらない映画に誘っちゃったお詫びにわたしがご馳走するから。でも、あまり高いものは無理だけど……」

そう言って微笑んだ英理子さんの口元から八重歯がチラリと見えた。

ボクたちは人でごった返すアメ横を歩いた。
ガード下には様々な店が軒を連ねている。
鮮魚を売る店ではしゃがれた声で中トロの切り身を売る声が聞こえ、珍味などを並べている乾物屋でも「よりどりどれも3個で1,000円だよ」と威勢のいい売り子の声が鳴り響く。

メロンやパインなどのカットフルーツを売る屋台もあれば、焼き鳥の旨そうな匂いが鼻をくすぐる。
ガード下の中にも店舗は続き、カバンを専門に売る店や化粧品を専門に扱う店など小さな店舗がいくつもある。

「ちょっと寄ってもいい?」

彼女は一軒の小物を扱う店に入って行った。
携帯ストラップやキーホルダーなどのアクセサリーを手に取って彼女が言った。

「ショウくん、見て見て。これ可愛~い。あ、こっちのウサギさんのも可愛~い」

メールで会話をするうちにボクたちはお互いを「ショウくん」、「英理子さん」と呼び合うようになっていた。

彼女はウィンドウショッピングが好きようで30分もガード下の中に連なる店を見て回るのに付き合わされた。

「英理子さん、そろそろ何か食べに行きましょうよ」

「ちょっと待って。あと五分だけ。あ~、見て見てショウくん。この小物入れ素敵だと思わない?」

少し前まで小物雑貨を扱う仕事をしていたボクだが、会社を辞めてからは興味を失っていた。
いや、心の何処かで避けていたのかも知れない。

「こんな商品を企画したら売れるかも知れない」とかアイデアが湧いてきたりするが、それを一生懸命にやって何になるのか? という気持ちになる。
彼女のように純粋にウィンドウショッピングを楽しめるのが羨ましいと思った。

 物を作る人がいて、それを買う人がいる。

 売る側と買う側。

 もっと露骨な言い方をすれば……。

 買わせる側と買わされる側。

 雇う側と雇われる側。

 働かせる側と働かされる側。

そんな社会の構図の中でボクはどちらの立場になるのだろう。
いっそ起業でもしみようかと思ったりしてみたこともある。
だがボクには資金がない。いや、金の問題ではなく自分には器量がないと30を過ぎて感じはじめていた。


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第8章 -01

2013.07.05 (Fri)
5年勤めた小物雑貨の会社を辞めたのは32歳の時だった。
自分の企画が商品化され店頭で売られるという面白みのある仕事ではあったが、いくらそれが売れようとも自分の収入に返ってこないことに失望したからだ。

〈このまま働き続けても、ここに自分の自己実現する場所はない……〉

さりとて、これといって何かやりたい事がある訳でもない。
高校を卒業して社会に出た頃は、頑張って仕事をすれば結果が後からついてくると、ただ漠然と思っていた。

こんなことなら20歳の時にアルバイトで働いたい医療検査機器の組み立て工場で正社員になればよかったのか? と思ったりもしてみた。
当時は定年まで同じ組み立て作業を黙々とするなんてことは自分には耐えられないと思ったし、もっと自分の実力で何かを掴みとる自信があったのだが……。

蓄えも無いボクには時間が無かった。
しばらくは派遣労働でもして凌ごうと人材派遣会社に登録をした。

埼玉県にある草加の倉庫で出荷作業をした翌日には江東区東大島の倉庫で梱包作業をさせられ、その翌日には足立区の北綾瀬での軽作業といった感じで前日の夜に翌日の派遣先の指示が携帯で派遣会社の担当者から伝えられた。

しばらくすると派遣先は草加の倉庫と北綾瀬のDM発送代行業社での軽作業に絞られた。

草加の倉庫での出荷作業は大きなダンボールに入った商品をトラックに積み込む力仕事で、派遣される人間も男ばかりであったが、北綾瀬のDM発送代行業社での軽作業は半数が女性の派遣スタッフであった。

封筒に寝具のカタログや健康食品のチラシなどを封入する。
簡単で単純な作業だが一日に終わらせなければならない数が半端ではなく多かった。

朝8時45分から作業を始めて、社名の印刷された封筒にDMのチラシを封入してゆく。
11時45分から1時間のお昼休憩に入る。
大きな作業台に広げたDMのチラシを端に寄せて作業台をテーブル代わりにして全員が昼飯を食べる。
仕出し弁当を頼んでいる者は廊下に弁当屋が置いていった大きなケースに入った弁当を取りに行く。

女性は自宅で作った弁当やおにぎり、或いは調理パンなどを持参してくる者が多い。
金の無いボクはいつも朝、駅前のコンビニで買ったカップラーメンとおにぎりを持参していた。

「はい、お茶をどうぞ」

紙コップから湯気を上げた熱いお茶をボクの目の前に出してくれたのが英理子さんだった。

彼女はいつもお昼になると給湯室でお茶を煎れて、持参した紙コップに人数分のお茶を配って回った。
彼女も派遣で働きに来ているスタッフだ。年は30代後半か40代に見える。
いつもジーンズに襟ぐりの大きく開いたTシャツ姿で、首元から鎖骨が浮き出ているスリムで均整の取れた体型の若々しい健康的な女性だ。
笑顔の時に口元から八重歯がちらりと見えるのがチャームポイントだとボクは勝手に思った。

「おばさんだから、お昼を食べたらやっぱり熱いお茶を飲みたくなるのよね。どうせお茶を煎れるならみんなにもと思って。100円ショップで買った紙コップだけど、12~13人分なら大したことないじゃない」

そんなことを話しながら全員に紙コップのお茶を配って回る英理子さんは、持参した弁当を食べながらいつも携帯をいじっていた。

たまたまボクの隣に座った英理子さんがいじっている携帯を覗くと、小さな液晶画面の中で黄色いマスコットが踊っているのが見えた。

「何ですか? それ」

「可愛いでしょ。クリックして運動させると成長するのよ」

「………」

「あなたもやってみたら?」

「ボク、ゲームとか興味ないですから……」

「やってみれば面白いわよ。あたしが招待状を送ってあげるから、それで登録してみない?」

「でも、ゲームはやらないからなぁ」

「いいから。登録だけしてみなさいよ。登録すると紹介した人にポイントが付くのよ。そのポイントでこの子に着せる洋服とか買えるのよ。だからお願い。登録してみて」

半ば強引にボクは携帯のメールアドレスを聞かれ、英理子さんから送れてきた招待状でその携帯SNSサイトに登録させられた。


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